アートフィルターが加わった輸出専用機

オリンパス　Ｅ－４５０

　E-420後継機ではあるが、国内では発売されなかった輸出専用機である。見かけ上はE-420とほとんど変わらないが、アートフィルター機能が追加されているので、モードダイヤルに「ART/SCN」の文字がある。搭載されたアートフィルターは、Pop Art、Soft Focus、Pin Hole（トイフォトのことらしい。）の3種類だけ。おそらく、E-620よりも下位の入門機としての位置付けで、割り切られているのだろう。画像処理エンジンは、E-420のTruePicIIIから、アートフィルター機能のあるE-30やE-620と同じTruePicIII+になっている。撮像センサーは画素数が1,000万画素なのでE-420から変わっていないのだろう。背面液晶のメニュー表示に日本語表示がないことから、元から国内投入は予定されていなかったことがうかがい知れる。シャッターのフラッシュ同調速度の設定ができないので、フラッシュ同調速度がどれくらいかは確認できなかった。